ウレタン塗装
特徴
ウレタン塗装は木部の表面を硬い塗面を作るウレタン樹脂で覆ってしまう塗装です。塗面の強度としてはとても強い特性を持っており、水や汚れにも強い塗料です。一般的に合成樹脂が使われており、木部表面はプラスチック質のコーティング状になります。
完全に硬化した塗面は水やアルコール、洗剤等で拭いても落ちない強い強度を持ちます。また、樹脂が硬化する作用によって、木部の補強の役割も果たします。
溶剤にシンナー等の有機溶剤を使うことが有り、人体に悪い影響を与えそうなイメージを持たれがちですが、完全に硬化した製品状態のウレタン塗装は無害(※)と考えて良いでしょう。食品衛生法による検査上の問題もありませんし、実際に木の食器などにはウレタン塗装製品が多様に存在します。プラスチックの食器が安全と考えるなら、ウレタン塗装の木の食器が安全と考えることになんら不思議はありません。
※現在では安全性に考慮した、低刺激物質を使用したウレタン製品(塗料)が一般的です。こまかく話出すときりがありませんが、ウレタンと言えどもその品質、特性は様々ということです。
当工房が使用するウレタン塗装
当工房ではウッドアクセサリー作りに1液性のウレタン樹脂塗料を使っています。製品名的には「ウレタンニス(油性ニス)」と呼ばれる製品です。
強固な塗膜と、「木固め」の効果が期待できるウレタン塗装は木地補強の意味合いでもウッドアクセサリーに適した塗装方法です。

(2007.9 追記)
当工房が製作する家具作りに水性タイプのウレタン塗料を採用するようになりました。
水性ウレタン樹脂塗料とは、従来の2液性の反応型塗料のような揮発性の溶剤を使う必要が無く、溶剤成分には水とアルコールを使った刺激物を含まないウレタン塗料です。塗装作業中もまったく嫌な臭いは発生せず、もちろん製品になってからも毒性はありません。ウレタン塗料は塗膜の厚さを調節することで、木地の風合いを残した仕上がりができ、それでいて、塗膜の強度はオイルフィニッシュなどより格段に強い性能を持っています。
当工房では、塗膜性のウレタン仕上げとしてキャピタルペイント社の「フレッシュアクアF」という製品と、浸透性の性質でオープンポアフィニッシュに仕上がる同社の「ワンダー」を使っています(ワンダーはウレタンとアクリルの混合樹脂塗料です)。

取り扱いとお手入れの方法
ウレタン塗装は基本的にメンテナンスフリーです。日ごろのお手入れは乾いた綿布や硬くしぼった雑巾でほこりをふき取ればOKです。ただし、日焼けだけはよくありませんので、直射日光の当たる場所などに長時間置いておくのはやめて下さい。
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