ミルクペイント


特徴

 バターミルクペイントとも呼ばれる塗料です。名前からしてもおいしそうなイメージの塗料ですね。その名の通り、主成分には牛乳(カゼイン)が使用されています。顔料の素材には苛性ソーダ(石灰)や自然の鉱物顔料粘土などの天然系素材を使っています。

 アーリーアメリカンのアンティーク家具に使われていた伝統的な塗料です。近年の天然素材、健康志向の視点から再び注目されるようになった塗料です。従来のペンキのようなシンナー臭さはありません(もちろん水性塗料なので有機溶剤は使っていません!)


当工房が使用するミルクペイント

 当工房ではOld Village社のバターミルクペイントを使っています。この会社は1816年の創業以来、当時の塗料を忠実に再現しているメーカーです。健康への配慮から自然の顔料を使用した塗料作りをしています。

 僕はアンティーク家具の職人ではありませんので、別段、この塗料のアンティーク色にはこだわりはありませんが、素朴な色合いをした、ミルクペイントの落ち着いた着色仕上げが気に入っています。当工房では主に木のおもちゃなどに使う安全塗料として、このミルクペイントを採用するようになりました。


取り扱いとお手入れの方法

 ミルクペイントは水性塗料のため、水に濡れた状態で放置しておくと濡れた部分から塗料が溶けてしまう場合があります。完全に乾燥した塗装面は簡単に溶けてしまう事はありませんが、濡れたままの放置や、水滴の付いたコップなどを直接塗装面においてしまうと、シミになってしまう場合がありますので御注意下さい。水に濡れてしまった場合はすぐに拭き取って下さい。(アルコール等で拭くと色落ちしやすいのでご注意下さい) 

 日常のお手入れはから拭き、もしくは硬くしぼった雑巾でホコリや汚れを落とすようにして下さい。使い込むうちに、それまで隠れていた木目が徐々に浮き出し、アンティークな風合いが生まれます。

 塗装面の色落ちが気になり出したら、塗りなおしてみるのも良いでしょう。ミルクペイントは水性塗料なので、作業時に嫌な匂いもありませんので比較的簡易に塗装ができます。220番程度のサンドペーパーで表面を均一にならし、木の粉を落としてから塗装して下さい。その際、違う色に塗り替える場合は、元の色を完全に落とす必要があります(新しい塗料を塗った時に、溶け出してしまう可能性が若干ながらあります)。


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