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 セーフ・トイ※1とは『全ての年齢の子供を対象にした「安全性」』を考えて作られたおもちゃの事。わかりやすく言えば、生まれたばかりの赤ちゃんにも安心して与える事ができるおもちゃのことです。

 セーフ・トイと他の製品の違いとは、徹底した材料の安全性。そして、乱暴な扱いにも壊れにくい頑丈な設計のおもちゃであるということです。

 今、世の中にはどれだけたくさんのおもちゃがあふれているのでしょう?
 しかし、本当に安心して子供に与える事ができるおもちゃはどれくらいあるのでしょう?

 木のモノ作り工房では、そんな『安心して子供たちに与えることができるおもちゃ』をさがしている人たちにわかりやすいよう、全年齢対象の safety(安全) に配慮した高い安全性を持つおもちゃ商品をsafetoy(セーフ・トイ)と呼ぶことにしました※2

 

 

 2007年の6月、子供たちに人気の『機関車トーマス』の木製玩具の商品回収がニュースになりました。海外から輸入したおもちゃに使われている塗料から有害な鉛が安全基準を超えて含まれていたのが原因だそうです。

 生まれたばかりの赤ちゃんはなんでも口に入れて物を確認します。
 これは子供の成長段階にあって自然なことであり、心身の発達において必要な行動です。

 しかし、子供が口に入れていたおもちゃが毒だった…なんてことがあったら…

 考えたくもない事です

 でも、考えなくてはいけない事です。

 生まれたばかりの赤ちゃんにも安心して与えられるおもちゃであるセーフ・トイ。
 その材料には、主な素材である木材だけにとどまらず、接着剤、塗料、副資材にいたるまで、とことん安全にこだわった素材・製品のみを使って作っています。


木のおもちゃには「ヨーロピアンビーチ(ブナ)」という樹種を使っています。ねばり強く、細く加工しても強度があり古くより家具材などに広く使われています。特に、キズがつきにくい材質のため木のおもちゃには最適な材料です。当工房では、安全なヨーロピアンビーチの無垢材を使って木のおもちゃを作っています。

セーフ・トイに使われる接着剤は、このタイトボンドVの1種類のみです。高い安全性を確保するため他の接着剤は一切使いません。
タイトボンドVは従来の木工用ボンドを上回る接着強度を持ちながら耐水性をあわせ持ち、木製食器などにも使われる木工用接着剤です。その高い安全性はFDA(米国食品薬品局)の認可を受けています。

当工房では、セーフ・トイにこだわらず、有害塗料は一切使いません。着色には自然素材を原料にしたミルクペイント、木目を生かした各種仕上げにはエコロジーと安全性を両立した水性塗料のみを使っています。セーフ・トイは「無垢の木の安全性」を優先するので無塗装を基本としています。

木のおもちゃには、機能部品として木以外の材料も使います。これらの副資材は、しっかりと木部に埋め込まれ、製品段階では取り外しはできないようになっています。使用する副資材も、安全性、強度において優れた製品を選びおもちゃの完成度と高い安全性に貢献しています(強度、防錆に優れるステンレススプリング、ネオジム磁石の採用)。
 
 

 

 木のおもちゃを設計する時、見た目のかわいらしさを考えて図面を作ります。
 しかし、どんな使われ方にも耐える強さを持てるよう、セーフ・トイの見えない部分には工夫がいっぱい詰まっています。

 どんなおもちゃにも負けない。どんな使われ方にも負けない。
 それがセーフ・トイの設計思想です。

 生まれてすぐの赤ちゃんにも安心して与えられる頑丈なおもちゃを作るため、セーフ・トイには要所要所に伝統的な優れた木工技術を使っています。
 これらは他のおもちゃには見られない手間のかかるモノ作りの方法ですが、このひと手間を惜しまないことで、セーフ・トイは他の製品より高い安全性と頑丈さを持っているのです。
→動きのあるセーフ・トイに使われる独自のカム構造

セーフ・トイの設計でもっとも重要なのが「安全」であること。
ひいては、頑丈なおもちゃである。という点です。
木のおもちゃは、いくつものパーツを組み上げて作る物ですが、
セーフ・トイは各パーツが相互に組み合うような構造にすることで、
1つ1つのパーツの脱落が防げるように設計されています。
また、各接合部分は構造・技術・素材の3つの視点からもっとも頑丈な形を考えて設計をしています。

日本には昔から伝わる、高い木工技術が存在します。「木組み」も長い伝統の中で培われてきた木工技術です。日本の木組み技術の特徴は「締まり代(しまりしろ)」をとって組み上げること。木組みとは、穴をあけたパーツにもう一方を打ち込んでモノを組み立てる手法ですが、締まり代とは、差し込むパーツを穴より若干大きく作って組み立てる技術です。穴より大きなパーツを打ち込む事で、組み上げられた接合部分はしっかりと締まり頑丈な強度を持ちます。

木栓(込み栓(こみせん))という手法は、木造建築や家具作りに使われる技術です。木組みをより強くし、パーツが取れたり、外れてしまうという事故を防ぐ役目をします。木組みで接合された部分に、さらに横から木栓を打ち込む事でパーツの抜け落ちが防げるわけです。木のおもちゃの構造にここまでの技法と手間をかけることはまず見られませんが、セーフ・トイはより高い安全性を得るためにこの技法を採用しています。
 
 
※1…セーフ・トイは当工房の独自の基準を満たした高い安全性に配慮したおもちゃに付けている名称です。
日本玩具協会等で定める「セーフティ・トイ(ST)」とは異なります。

※2平成19年以前に製作されたロットには「セーフ・トイ」の表記はありませんが、20年以後製作されたロットといずれも基本的な仕様は変わらず、まったく同等の安全性を持っています。
 

木のモノ作り工房のおもちゃ作りもう1つのこだわり
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